王さまの耳はロバの耳

とある若手俳優オタの穴ぐら

初めての接触が嬉しかった話

今の推しくんを真面目に推し始めてそろそろ1年半だ。

まだまだ新規もいいところと自覚しているのだが、ついこないだようやく初めての接触イベントを経験してきた。

しかしそこで小さな事件が起きる。

なんと、推しくんが私のあげたプレを着て接触イベントに現れたのだ。

まず推しが現れた時点でファン一同一定の緊張感は走るが、私のソレだけ桁違いだったと思う。

 

いやいやいや。

見間違いかもしれない。

いや、着てるな、これ。

確かにあげた。あげたけど、今日か。

なんでまた今日なんだ。

 

まだ新規だったので周りがどんなファンかもよく分かってないから友だちを作るのは様子見の段階で1人参戦の自分。

平静を装いながら、たいそう混乱していた。

この接触イベは目の前で推しがサインを書いているところを眺められ、2ショットも撮る。

つまり。

つまりだ。

私があげたプレを着た推しくんとあげた本人が同じ写真に収まるということになる。

ちょっと最初の接触イベでいきなり刺激が高難易度イベ過ぎないか?!?!

今まで貢ぎ厨の知り合いが「接触イベで着てたの私のプレでね~(●^o^●)」

とぽわぽわしながらノロケてきたのを「良かったねぇ~(^o^)」

と、ほんわか返してきた側の私がまさかそんなことになるとは。

いや、どうやって接触したんだ貢ぎ厨の知人?!

普通に無理じゃない?!

 

だって!私のプレ着た推しくんいつもの3割増しでカッコいいよ?!?!

 

私の推しくんはたいへんお顔が整っているから普段からカッコいいのは間違いないが、

自分があげたもの着てると普段よりキラキラ輝いて見えてしまってもうダメだ。

日光を浴びた吸血鬼のごとく砂になりそう。

推しくんのキラキラで。

私はあんまりプレゼントはあげない方で、今回着てくれたのも誕生日という記念日だからあげたものだった。

しかもその誕プレが初めてのプレゼントだ。

初めてのプレゼントを初めての接触で推しが着たらさすがに舞い上がる。

 

私は出待ちは一切しないが、手紙だけはやたらと書く人なので(舞台がマチソワあったら1日2通預ける)混乱してるし凄く緊張もしていたが、名乗ってみたら分かるかなぁ…と、ここまでのことしてもらって何も話さないのもと思いサインを書いてる最中思い切って話しかけてみた。

 

「いつも○○(本名)という名前でお手紙何回か送っている者ですが分かりますか…?」

 

『あ~分かります……えっ……?あっ分かります!分かります!!!(大声)

 

どっひゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

最初はサインを書くため推しくんは下を向いていた。

私が名乗って話しかけ、えっ……?のところで突然推しくんの顔がガバっと上がって

バッチリ目が合ってしまって、

目が合ってしまって

合ってしまって

………

 

残念ながらここから先の記憶はとてもふにゃふにゃしている。

一つ言えることはとてもとても幸せな気持ちで満たされて帰路についたことは確かだ。

 家に着いて推しくんとの2ショットを改めて眺めて

うわ…スゴイ…本当に着てる……いつもよりかっこいい……

まあいつもかっこいいんですけどね!

 

ちなみにこの話はもう少し続きがある。

最初の接触イベで幸せをたくさんもらいすぎて、日が経つにつれ段々申し訳なくなってきてしまい、お礼の意味も込めてまたプレゼントを贈った。

実は地方でも同様の接触イベがあったのだが仕事の都合上どうしてもいけなかった。

その罪滅ぼしの気持ちもあってまたプレゼントを贈っておいた。

そしたら、だ。

イベントどうだったのかな~と推しサーチをかけていたら

同担がちょこちょこ載せている推しとの2ショット画像を覗き見たら

私があげた罪滅ぼしプレ早速着てて……。

 

いや~~~ 私の推しくんはなんでこんなに優しいんでしょうか?

 

あと、自分のプレを着たら推しがいつもの3割増しでかっこよく見える現象ってみんなあるものなんでしょうか?

 

とりあえず、この気持ち忘れないようにしつつ、秋冬ものであげたいものは

ないか探す日々が 始まったのでありました。